テレビ通話面談による紹介受診率の改善

【PEDIATRICS. Mar 2019】

Coker, Tumaini R., et al. "A Telehealth-Enhanced Referral Process in Pediatric Primary Care: A Cluster Randomized Trial." Pediatrics (2019).

P: 2015年4月-2016年12月に、米国ロサンゼルスにあるプライマリーケアを行う6つのクリニックを受診し、その後、地域の精神保健の専門機関へ紹介となった5-12歳の小児を育てる親
E:精神保健専門機関を紹介する5分間のビデオを視聴し、後日プライマリーケアクリニックで精神保健専門機関の職員とテレビ通話で面談を行い、初回の受診日を決める
C:プライマリーケアクリニック受診後に精神保健専門機関の職員から電話を受けて、初回の受診日を決める
O:精神保健専門機関の初回受診率

結果のまとめ

・6つのクリニックは立地やサイズに基づいて、介入群、対照群にそれぞれ3つのクリニックずつランダムに割り付けられ、介入群164名と対照群178名の342名が対象となった。
・研究の対象となった親子の特徴は、児の平均年齢は8.6歳であり、児の人種は86.5%がラテンアメリカ人で、40.4%の家庭で英語を第一言語として使っており、64.6%の家庭で家族の中の最高学歴は高校以下、加入している保険は98.2%がメディケイドだった。
・地域の精神保健専門機関の初回受診率は、介入群の方が有意に高かった。 (80.49% vs 64.04%, adjusted odds ratio 3.02, 95% confidence interval 1.47-6.22)
・初回受診までの平均時間は、介入群の方が6.6日長かったが、 紹介に関する親の満足度は対照群に比べ高かった。
・初回受診のあと、継続的な精神保健の専門機関への受診の対象であると判断された213名のうち、80%以上が受診を行った。この割合は、介入群、対照群で有意な差はなかった。
・筆者らは、地域で連携し、テレビ通話を活用した紹介先の医療機関との面談を取り入れることで、プライマリーケア医から地域の精神保健専門機関への紹介後の児の初回受診率を高める可能性があると結論付けた。

原文へのンク

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Yasuyuki Fuseda Written by: