米国産婦人科レジデントの国際保健研修

OBGYN. Nov 2018

Trivedi, Shivika, et al. "A Comprehensive Evaluation of Obstetrics and Gynecology Residencies' Global Health Training Programs." Obstetrics & Gynecology (2018)

P: 米国の産婦人科研修病院 (2014-2015年に米国卒後医学教育認定評議会の認定を持つ計245施設が対象)
E: なし
C: なし
O: 国際保健研修プログラムの内容、出版論文の内容、論文著者の所属する国

結果のまとめ

・245の産婦人科研修のうち、196の産婦人科研修 (80%)が国際保健研修プログラムを有していた。
・情報収集可能だった82のプログラムの研修内容は、選択科目としての研修機会 (60%)、現地での研修 (15%)、研究を主軸としたもの (10%)、これらの混合 (7%)、その他 (8%)だった。対象地域についてまで情報収集可能だった74のプログラムでは、合計で81カ国と340のパートナーシップを結んでいた (サハラ以南のアフリカ、アジア、ラテンアメリカに集中していた)。
・調査対象の中で、国際保健関連の論文が計698本出版されていた (2011-2016年、26のプログラム)。対象論文のうち、母子保健に関する211本のテーマとして、妊娠中の感染症 (36%)、妊婦健診 (30%)、避妊・妊娠中絶やそのケア (22%)などがあった。
・研修を行った国との相互利益の評価として、論文の著者の所属が調査された。論文の全著者のうち、研修を行った国からの著者は約半数 (48%)だった。
・著者らは、このような内部評価を通して、プログラムにより得た知識が拡散できているか、公平なパートナーシップが築けているか、継続的かつ大きな影響を与える独創性を生み出すことができているかを分析でき、各々のプログラムに有益だろうと結論づけている。

原文へのリンク

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Daisuke Shigemi Written by:

産婦人科専門医、公衆衛生学修士。 株式会社Kids Publicの産婦人科医師統括部として産婦人科オンラインの運営に携わっている。また、東京大学大学院の博士課程に在籍しながら産科病院での臨床にも従事している。 初期研修を日本赤十字社医療センターで行い、3年目に日本医科大学産婦人科学教室に入局。卒後8年目に退局。