【OBGYN. Dec 2019】
Bodnar, Lisa M., et al. "Gestational Weight Gain and Adverse Birth Outcomes in Twin Pregnancies." Obstetrics & Gynecology 134.5 (2019): 1075-1086.
E: なし
C: なし
O: small-for-gestational-age (SGA)、large-for-gestational-age (LGA)、32週未満の早産、帝王切開、乳児死亡
結果のまとめ
・妊娠中の体重増加量は、出産までの妊娠期間で調整して算出したz-scoreに変換し、解析に用いた。
・z-scoreとアウトカムの関連は、妊娠時のBMIで層別化した多変量回帰分析で評価した。
・妊娠時BMIは、やせ群、正常群、過体重群、肥満群に層別化した。
・全てのBMI群において、z-scoreはSGAに関して負の、LGAと帝王切開に関して正の関連を有していた。肥満群以外で、早産に関してはU字型の関連性が認められた。
・乳児死亡は、妊娠時BMI正常群では体重増加が非常に少ない場合に、肥満ではないその他の群 (やせ群と過体重群)では体重増加が大きい場合に最も頻度が高かった。
・アウトカムの発生増加は、やせ群、正常群では体重増加が14kg未満または27kgより大きい場合で、過体重群では体重増加が11kg未満または28kgより大きい場合で、肥満群では体重増加が6.4kg未満または26kgより大きい場合で認められた (いずれも妊娠37週時点での体重)。
・著者らは、双胎妊娠の女性に対する適切な範囲の体重増加コントロールが妊娠予後の改善をもたらすかもしれない、と結論づけている。
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