【PEDIATRICS. Mar 2019】
Roehler, Douglas R., et al. "Factors Associated With Unrestrained Young Passengers in Motor Vehicle Crashes." Pediatrics 143.3 (2019): e20182507."
E: 同乗者と運転手のシートベルト着用の有無・性別・年齢、事故の重さ、運転手のアルコール摂取の有無、事故車の種類などのデータを抽出
C: なし
O: シートベルトの未着用
結果のまとめ
・調査期間では同乗者がシートベルト未着用での死亡事故は0-8歳で約25件/1,000件、9-15歳で42件/1,000件、16-19歳で38件/1,000件だった。
・死亡事故と非死亡事故の両方で、運転手がシートベルト未着用の場合は同乗者もシートベルト未着用である頻度がどの年齢層でも多かった。
・同乗者や運転手の特性 (同乗者の性別、運転手の年齢・性別・アルコール摂取の有無・シートベルト着用の有無、事故による死亡の有無)を調整した結果、運転手がシートベルトを未着用の場合は同乗者もシートベルトを未着用だった頻度が増えた。
・筆者らは、交通事故の種類 (死亡事故もしくは非死亡事故)に関わらず、運転手のシートベルト未着用は、同乗者のシートベルト未着用の独立した予測因子であると結論づけている。また、運転手に対してシートベルトの着用を義務付ける政策や規制 (第一級シートベルト法を全州に適応するなど)こそ、乗員のシートベルトの着用率の向上につながると述べている。
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