発作後のてんかん予測モデル

【PEDIATRICS. Dec 2018】

van Diessen, Eric, et al. "A Prediction Model to Determine Childhood Epilepsy After 1 or More Paroxysmal Events." Pediatrics (2018): e20180931.

P:オランダのユトレヒト大学病院小児神経科外来を2008-2013年に1回以上の痙攣発作の精査のために受診した小児451名
E:てんかんの判別を目的として、患者特性や脳波所見を変数に用いて多変量ロジスティック回帰モデルを作成
C:なし
O:てんかんの判別におけるモデルの性能

結果のまとめ

・対象となった小児の年齢は、中央値5.9歳 (四分位範囲 2.6-9.8歳)であった。
・受診から1年以上のフォローアップを行なった上でてんかんの有無を判断した。
・性別、初回発作時の年齢、発作の様式、既往歴、脳波所見を変数として用いて多変量ロジスティック回帰モデルを作成した。
・予測モデルのreceiver operating characteristic curve (ROC曲線)のarea under the curve (AUC)は0.86 (95% confidence interval [95% CI] 0.80-0.92)、陽性適中率 0.93 (95% CI 0.83-0.97)、陰性適中率 0.76 (95% CI 0.70-0.80)であった。
・2013-2016年にオランダのマルティニ病院を1回以上の痙攣発作で受診した小児187名を検証群として、予測モデルの性能を評価したところ、ROC曲線のAUCは0.73 (95%CI 0.58-0.87)であった。
・筆者らは、今回の予測モデルは初回の外来受診時に得られる情報に基づいたてんかんの判断において有用であったとし、てんかんの可能性がある患者に対する診断プロセスの一助になることを目指し、Web上に公開(http://epilepsypredictiontools.info/first-consultation)したと述べている。

原文へのリンク

  •  
  • 10
  •  
Yasuyuki Fuseda Written by: