【PEDIATRICS. Jul 2018】
Ellison, Jonathan S., et al. "Neonatal Circumcision and Urinary Tract Infections in Infants With Hydronephrosis." Pediatrics (2018): e20173703.
E: 新生児期に割礼を実施する
C: 新生児期に割礼を実施しない
O: 生後1年以内のUTIへの罹患率
結果のまとめ
・割礼は新生児期の水腎症の有無に関わらず、1歳までのUTI発症リスクの減少と関連する (水腎症あり odds ratio 0.36 [95% confidence interval 0.29-0.44]、水腎症なし odds ratio 0.32 [95% confidence interval 0.21-0.48])。
・水腎症のある男児であれば10名に、水腎症のない男児であれば83名に、割礼を実施することでUTIを1症例予防することができる。
・それぞれの病態 (水腎症単体、膀胱尿管逆流症、腎盂尿管移行部閉塞)において、割礼によるUTI減少への影響に有意差はなかった (それぞれodds ratio 0.35)。
・本研究では割礼は水腎症のある男児の43%、水腎症のない男児の52%で実施された。
・筆者らは新生児期の割礼は水腎症のある男児のUTIの罹患率を有意に減らすと結論付けている。
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