菌血症を伴う尿路感染症の治療期間

【PEDIATRICS. Sep 2019】

Scott, Vanessa P., et al. Desai, Sanyukta, et al. "Parenteral Antibiotic Therapy Duration in Young Infants With Bacteremic Urinary Tract Infections." Pediatrics 144.3 (2019): e20183844.

P:2011年7月から2016年6月までに米国内11の医療機関を受診し、菌血症を伴う尿路感染症と診断された日齢60日以下の児
E:経静脈的抗菌薬の短期投与 (期間が7日以下)
C:経静脈的抗菌薬の長期投与 (期間が8日以上)
O:30日以内の尿路感染症の再発や再受診、入院期間

結果のまとめ

・調査対象のうち、菌血症を伴う尿路感染症と判断されたのは115例で、経静脈的抗菌薬の短期投与群は58例、長期投与群は57例であった。
・長期投与群で、入院時の全身状態の不良、大腸菌以外の菌の検出、持続的な菌血症が多かった。
・短期投与群は、長期投与群と比べて、30日以内の尿路感染症の再発は変わらず(percent adjusted risk difference 3%; 95% Confidence interval [以下、95% CI] -5.8-12.7)、30日以内の再受診の頻度は変わらず(percent adjusted risk difference 3%; 95% CI -14.6-20.6)、入院日数は明らかに短かった(adjusted mean difference 6; 95% CI 4.0-8.8)。
・筆者らは日齢60日以下の菌血症を伴う尿路感染症の抗菌薬の静脈投与期間は7日以下としても尿路感染症の再発や再受診は増えず入院期間を短縮出来る可能性があると結論付けた。

原文への

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Yasuyuki Fuseda Written by: